弊社フードは尿を酸性寄りにするクランベリーとアミノ酸のメチオニンを配合する形でストルバイト結石への配慮をしております。
ただ、こちらはあくまで健康なワンちゃんの予防になりますので、
すでに尿路結石になってしまっている場合や、今は治っていても繰り返しなりやすい体質等ですと、
より特別な調合をした療法食かそれに準ずるものが必要となります
尿石症は、石の種類がいくつかあり、「ストルバイト結石」と「シュウ酸カルシウム結石」がよく見られます。
【ストルバイト尿石症】
マグネシウム量が乾燥重量で0.25%を超える場合や、尿PHがアルカリ性に傾いた状態が続く場合は、結晶化が進みやすい環境になります。
【シュウ酸カルシウム結石】
尿PHが酸性、マグネシウムを極端に制限したりすると今度はシュウ酸カルシウム結石の出来るリスクが高まります。
近年は、ストルバイト結石よりもシュウ酸カルシウム結石の方が発生率が高い傾向があります。
【対応】
・尿結石については、療法食のみを与え、phを調整して結石を溶かすことが重要となります。
残念ではございますが、食餌については、療法食のみをお使いいただくのが理想でございます。
「なかなか療法食を食べてくれない場合」や「少しは療法食でないものも食べさせてあげたい」とお考えの場合には、少量のトッピングを行うという方法もありますが、かかりつけ動物病院の獣医師さんと相談していただくのが良いかと思われます。