食糞は、寄生虫症や消化管の病気などによる栄養不良が原因の場合もあります。
糞便検査などしたことがないようでしたら、一度、動物病院で検査を受けられると安心かと思います。
健康上問題がないという前提のもとお話させていただきますと、食糞については、年齢とともになくなることがほとんどです。
ただ、ワンちゃんが、うんちの中の食べ物のニオイを嗅ぎ取って美味しいと感じてしまい癖のようになっている場合、長引いてしまうこともあり注意が必要です。
対策としては、「飼い主さまがいるときにうんちをしてもらうようにする」のが一番良いと思います。
方法は、うんちをする時間がだいたい決まっていれば、なるべく観察するようにし、うんちが出たタイミングでおやつをあげて片づけます
(特別好きなおやつを用意しましょう)。
休日などに始めると成功しやすいです。
これを何度も繰り返すことで、「飼い主さんが見ているときにうんちをすると良いことがある」と学習できます。
トイレの場所を変更することに問題がなければ、よく見えるところにトイレを設置すると良いかもしれません。
もしも、食べてしまった場合には、それ以上追わないようにします(食べないのが理想ですが、ここで無理やり追いかけたり、大きな声で叱ったりすると、「関心をもってくれた」と思い、ますます酷くなることがあるので、極力リアクションしないようにすることが大切です。
自分のうんちを食べてしまうこと自体は体に害はありませんので、ご安心ください。